食の力を再認識して元気になろう!

食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

日本人なら納豆でしょ!実は秋からが旬。

 

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豆腐は食べても納豆を食べる外国人はまだ少ないようですね。



産地と属性

大豆を納豆菌によって発酵させた食品。

武士が発酵した煮大豆を食べたのがはじまりという伝説が、岩手県、宮城県などにある。

ほかにも、弥生時代の住居に敷かれたわらと、炉(ろ)の形跡があることによって、温度と湿度が保たれ、「煮豆」と「わら」の菌が作用して偶然にできたなど、さまざまな説がある。

名称は、寺の台所である納所(なっしょ)で、大豆を原料につくられたことに由来するといわれる。

生産量は茨城県、消費量は福島県が最も多い。

山形県酒田市の塩納豆、熊本県の金山寺納豆など、地方によって変わった種類もある。

残念ながら輸入大豆に頼り、季節感もない納豆。

本来は9月ごろから美味しくなる時期と言われている。

栄養成分の働き

特有の成分である納豆菌は、腸内の善玉菌であるビフィズス菌などを増殖させ、腸内環境を整える。

また、抗菌作用のあるジピリコン酸をつくり、たんぱく質を分解する酵素、プロテア-ゼなどと共同して、O-157などの病原性大腸菌を抑える働きがある。

脂質のほとんどはリノール酸やリノレン酸といった必須脂肪酸で、血中コレステロールを減らしたり、血圧を下げる働きがある。

また、脂肪であるレシチンは、神経伝達物質を生成し、脳細胞の活性化をうながすので、記憶力を増大させる効果なども期待できる。

食物繊維とポリグルタミンという物質を含んでおり、便秘の予防や解消に役立つ。

酵素であるナットウキナーゼには血栓を溶かす作用があり、脳梗塞(のうこうそく)や心筋梗塞の予防が期待できる。

ビタミンKが含まれており、血液を凝固させるのに必要である因子を生成する。

栄養成分

たんぱく質、食物繊維、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リノール酸、鉄、亜鉛、ビタミンK、ビタミンE、ビタミンB2・B1、イソフラボン、セレン、ナットウキナーゼなど

注意点

時間がたつにつれて臭いがきつくなり、糸引きも悪くなるので賞味期限を守る。

常温は避け、冷蔵で保存する。

ポイント

アミノ酸バランスにすぐれているため、アミノ酸が少ない米との相性は抜群。

ネギやからしを入れると、特有の臭いを抑える効果がある。

粘りを出すには、付属のタレなどで水分を加える前に、しっかり混ぜる。

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