実はビタミンCがキャベツの2倍!抗酸化力パワー・・カリフラワーを食べてみよう。
産地と属性
アブラナ科の二年生植物。
地中海東部の沿岸が原産で、キャベツの仲間。ブロッコリーの突然変異でできたといわれている。
日本に導入されたのは明治初頭だが、市場に出回るようになったのは戦後になってからで、ブロッコリーよりも普及は早い。
旬は11~3月。
食用の部分は花蕾(からい)といい、ブロッコリーと同じくつぼみの部分。
白のほかに紫のバイオレットクイーンやだいだい色のオレンジブーケ、黄緑色でゴツゴツとしているロマネスコなどの種類がある。
栄養成分の働き
発がん物質の活性化を阻む、アリルイソチオシアネートという物質を含む。
また、同じく抗酸化物質としてがん細胞の増殖を抑えるビタミンCも豊富で、カリフラワーを100g食べれば一日に必要な量の半分がとれるといわれる。
美肌にも効果があるほか、白血球のはたらき強化するので、ウィルスに対する抵抗力がつく。
食物繊維もキャベツを上回る量を含んでおり、便秘解消にも役立つ。
ビタミンB1、ビタミンB2は過酸化脂質の増加を抑える。
この過酸化脂質は、動脈硬化や老化を進行させるものである。
栄養成分
カロテン、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維。
注意点
外葉が捨てられているものは、古い可能性があるので注意。
同じく小花の茎が部分的に伸びていたり、変色しているものも熟れすぎか古いもの。
葉にもビタミンCが豊富なので、捨てないように。
つぼみは傷や変色なく詰まって隙間のないものをセレクト。
保存する際は、時間がたつと白い部分が黄色く変色するので、ゆでてから冷凍するのがよい。
生食のススメ
カリフラワーの茎には実はつぼみよりビタミンCやカリウムが豊富。薄切りにして生食がおすすめ。ピクルスやマリネも。
ゆで方のコツ
できるだけ大き目の房でゆでる。余熱を考慮して少し硬めのうちに湯からあげるのがコツ。ゆでたてのビタミンCの残存量が多いので。
焼きカリフラワー
少量の水と一緒にフライパンで蒸し焼きにして、ターメリックやクミンなど好みのスパイスでインドのサブジ風蒸し焼きに。
*風邪予防に・・・カリフラワー(ビタミンC)+鶏肉(タンパク質)
*カンタンカリフラワー(ロマネスコ)レシピ動画