食の力を再認識して元気になろう!

食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

アジアの定番食材・・もち米で元気に!

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産地と属性

イネ科の一年草。イネのタネで「米」と呼ばれている部分。

米のなかでも、でんぷん質であるアミロペクチンとアミロースを含む比率の違いで、「うるち米」と「もち米」とに分けられる。

うるち米と違い、アミロペクチンのみを含んでいるのが「もち米」で、調理をすると粘り気がでる。

原産は、東南アジア地域といわれており、そこから世界中に広まった。

日本には縄文時代後期に稲作が伝来し、弥生時代には稲作が日本列島に広まった。

日本でのおもな生産地は、北海道、佐賀県、新潟県、岩手県、熊本県。

もち米を利用するのは、東南アジアや東アジアの国々に多く見られる。

タイやベトナムでは、料理ばかりでなくデザートにも使用されている。

中国や台湾、朝鮮半島では料理に、日本ではおこわやお赤飯、もち、もち粉・白玉粉といった米粉やだんごなどのお菓子、みりんといった調味料に利用されている。

東南アジアの一部の地域では主食として利用されている。

栄養成分の働き

糖質は、生きていくうえに必要なエネルギーを生み出し、脳の働きをよくすることに作用する。

もち米の粘り気を出す成分であるデンプン質のアミロペクチンは、体を動かすエネルギーのもとになったり、筋肉などにグリコーゲンを蓄えたりする働きをする。

デンプン質のレジスタントスターチは体内で消化されにくいので、食物繊維と同じ働きをする。

整腸作用や血糖値上昇の抑制、血中コレステロールを低下させる働きをもつ。

栄養成分

たんぱく質、アミロペクチン、アミロースなど(玄米なら、ナトリウム、食物繊維など)

注意点

もち米は、いろいろな食品や調味料に利用されているので、米アレルギーのある人は、成分表示を確認してほしい。

ポイント

ヘルシーブームを背景に、古代米や雑穀米などが販売されている。

これらが食べにくいと感じている人は、もち米がブレンドされているともち米の甘みやもちもちとした食感が楽しめて食べやすい。

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