食の力を再認識して元気になろう!

食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

免疫力をアップして疲労回復!・・・やまいも

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自然薯(自生種)
英名Japanese Yam エネルギー(100g中)121kcal 糖質量24.7g

英明産地と属性

ヤマノイモ科ヤマノイモ属で、つる性の多年草。

ヤマイモはヤマノイモの品種の一つで、自然薯(じねんじょ)、だいじょ、長いもの3種類があるが、成分はあまり変わらない。

原産地は中国で、日本では古くから「山のうなぎ」ともいわれ、精力がつく食品として重宝されてきた。おもな生産地は青森県や鳥取県などで、旬は秋から冬にかけて。

いものなかでも、唯一生で食べることができる。

漢方薬では乾燥させたものを「山薬」といい、強壮剤の原料として使われている。

栄養成分の働き

粘り成分であるムチンには、胃腸の粘膜をうるおして保護する働きがある。また、たんぱく質の消化吸収をよくする作用があるので、滋養強壮に効果がある。

アミラーゼやジアスターゼなどのでんぷん分解酵素を豊富に含んでいるので、消化吸収を助ける。ただし、加熱すると、この働きが激減してしまう。

食物繊維を豊富に含むので、便秘の解消や整腸に役立つ。

 

栄養成分

たんぱく質(ムチン)、食物繊維、カリウム、ビタミンC、ビタミンB1、ジアスターゼ、アミラーゼ

注意点

手がかゆくなることを防ぐには、調理前、手に少量の酢か塩をつけるとよい。

切ったあとの変色を防ぐには、酢水につけるとよい。ただし、ムチンが水に溶けだしてしまうので、短時間にすること。

選ぶ際には、表面に傷やでこぼこがなく、皮に張りがあるものがよい。

ポイント

大根に比べ、3倍ものアミラーゼやジアスターゼが含まれている。

アミラーゼやジアスターゼは熱に弱いので、とろろごはんなどにして生で食べるとよい。

胃腸の調子がすぐれないときや、飲みすぎによる胃のむかつきを感じたときにもおすすめ。

ジオスゲニンで若返り

やまいもに含まれるジオスゲニンは、植物ステロールの一つで、低減したホルモン量を回復させる働きがあるので、筋力トレーニング効果を高めたり、女性では乳腺を増やしてバストアップしたり、更年期症状の改善などが期待できる。またアルツハイマー型認知症の原因とされるタンパク質「アミロイドβ」がジオスゲニンの摂取で減少することもわかってきて、認知症予防になるのではと言われる。

*やまいも簡単レシピ動画

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