西洋のカツオ節!?生活習慣病の予防には・・・たまねぎ
ケルセチンで血液サラサラ
英名 Onion 玉葱 エネルギー(100g中)37kcal 、糖質量 7.2g
産地と属性
原産地は中央アジア。日本への渡来は江戸時代。
旬は4と10月の2回。
栄養成分の働き
切った時に鼻などの粘膜を刺激して涙を止まらなくさせるのは、香味と辛味成分であるアリシン(硫化アリル)によるもの。
アリシンには強い殺菌作用があるので、体内に侵入したウィルスに対して免疫力をアップさせるのを助ける。
独特の香りが食欲を増進させ、ビタミンB1の吸収率をアップさせるので、新陳代謝が活発になることで、体に活力が満ち、体力増進をさせ、夏バテの改善に役立つ。
また、上記の組み合わせによって脳を活性化させるので、集中力が低下してボウっとした状態の改善に役立つ。
発汗作用がある。血液をサラサラにするのを助け、冷え性の緩和、滋養強壮に役立つ。
皮に含まれる黄色の色素成分のケルセチンは、高血圧、動脈硬化、血栓症の予防に役立つ。
脳の神経細胞を正常に働かせるので、鎮静作用と精神を安定させる働きをもつため、イライラの解消、不眠症の改善にも役立つ。
玉葱の主成分は糖類。加熱すると辛味成分が揮発、分解するので糖類の甘味が引き立ち、甘みを感じる。
栄養成分
ビタミンC、カリウム、グルコキニン、ケルセチン、アリシン
注意点
アリシンは長く水にさらすことや加熱で薬効が弱まるので、調理の際は注意をし、いずれも2分程度にとどめる。
ポイント
あらかじめ冷蔵庫などで冷やすか、濡らした包丁で切ると刺激が軽減する。
皮が乾いてパリッとしているもの、首の細いものを選び、ネットに入れて風通しのよい所で保管する。
豚肉やレバーなど、ビタミンB1を多く含む食材と組み合わせて食べるとよい。
ケルセチン・・血流促進や血栓予防に
血液サラサラ効果はポリフェノールの一種ケルセチンのおかげ。ケルセチンは淡黄色の色素成分で、野菜やハーブなどに含まれる。血液凝固の抑制、悪玉コレステロール値の上昇抑制、動脈硬化の予防効果。さらにアレルギーにも有効と言われる。
タマネギ赤ワインって?
玉葱の薄切りを赤ワインに4〜5日漬けるだけ。取り出した玉葱は料理に。玉葱の硫化アリルとケルセチン、ワインのポリフェノールのレスベラトロールの効果が加わり、高い抗酸化作用が。毎日少しずつ飲めば生活習慣病対策に。
*カンタンたまねぎレシピ動画