食の力を再認識して元気になろう!

食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

春キャベツの旬を楽しみたい!栄養豊富で胃腸にやさしい。

キャベジンで健胃!
英名 Cabbage 和名:甘藍(カンラン)エネルギー(100g中)23kcal  糖質量 2.6g

産地と属性

アブラナ科の二年生植物。

古代ギリシア、ローマ帝国の時代から食べられていた、最古の野菜のうちのひとつ。その後ヨーロッパの広範囲で育ち、日本には1709年にオランダ人によって伝来。

季節により春キャベツ、夏キャベツ、冬キャベツがあり、それぞれ味や食感などが異なってくる。春キャベツ、冬キャベツは愛知県や千葉県、夏キャベツは群馬県、岩手県、北海道が有名。

旬は春キャベツで3~5月、夏キャベツは7~8月、冬キャベツは11~3月。

野生種は結球しないケールのような葉キャベツだが、長い歴史の中で現在の丸く結球したものが生まれた。形は完全な球ではなく、品種によって扁平、腰高、楕円、円錐などさまざま。芽キャベツや紫キャベツはもちろん、ブロッコリー、カリフラワーもキャベツの同種である。

栄養成分の働き

胃腸障害によいといわれるビタミンUのほか、少量ずつではあるがほとんどのビタミンやミネラルを含んでいる。

このビタミンUはキャベツから発見されたことから、キャベジンとも呼ばれている水溶性のビタミン様物質である。これはビタミンCやカロテンと同様熱に弱いので、効率よく摂るなら生食が一番。

ビタミンEについては熱に強く、油と一緒に摂れば吸収率が高まるので、油炒めなどにして摂るのが効率的。

浄化作用が強く、胃腸だけでなく呼吸器官の掃除、清浄化も行う。そのため風邪や気管支炎のときの去痰に効果を発揮する。

鎮痛、鎮静効果はリウマチや種々の関節炎、痛風や神経痛にとても有効である。

多く含まれる食物繊維には、便通をよくする効果も。

栄養成分

ビタミンはA群、B群、C、U(キャベジン)

ミネラルは塩素、カルシウム、ナトリウム、鉄、イオウ、ヨード

注意点

外の葉からていねいに1枚ずつはがして使うと鮮度が落ちにくい。

大量に摂ると腸内の老廃物が分解、浄化されるため、硫黄の臭いのするガスが発生する。

生キャベツのおすすめ!

ビタミンCやUをたっぷり摂れるので生食はおすすめ。千切りキャベツは断面多くアリルイソチオシアネートが発現しやすく効果大。揮発性なので刻みたていい。

芯の部分の栄養がすごい!

実は芯の部分は葉よりカルシウム、カリウム、リン、マグネシウムなどのミネラルが倍!細かく切って利用したいもの。

ビタミンU・・天然の胃腸薬

俗にキャベジンと言われ、細胞分裂を活発化してタンパク質の合成を活性化するので痛んだ胃粘膜組織の修復を促す。また胃液の過剰分泌も抑える。

季節による栄養価の違い

ビタミンCの含有量は冬から春のキャベツは高い数値!季節変化が少なめなのはβーカロテン。

強火で一気にキャベツ炒め

キャベツには脂溶性のβーカロテンがわずかに含まれる、これは加熱しても安定。大きな鍋で高熱になったら一気に調理。こうすると水っぽくならず、ビタミンCを閉じ込めることができる。

*キャベツ大量使用レシピ動画

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