食の力を再認識して元気になろう!

食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

古代より食される栄養豊富な食べるサプリメント・・・あさりに注目!

ビタミンB12でコバルト補給!
英名:Short-neck clam 浅蜊 エネルギー(100g中)30kcal 糖質量0.4g

産地と属性

漢字では「浅利」や「浅蜊」と書く。

一年じゅう採れるので、季節を通して出まわっている。

日本でのおもな産地は北海道、宮城県、千葉県、静岡県、愛知県、大阪湾岸の各府県、有明湾岸の各府県など。韓国や中国からの輸入品も多い。

産地によって貝殻の模様や色が異なる。

産卵期にあたる春と冬は身が大きくなってうまみ成分のグリコーゲンやコハク酸、タウリンなどが豊富になり、おいしさが増す。

栄養成分の働き

貧血予防に効果のある鉄や、ビタミンB12が豊富に含まれている。

中でもビタミンB12の構成成分のコバルトは注目されている。

貝類の中でビタミンB12をいちばん多く含んでいるので、貧血ぎみの人におすすめ。

味覚障害や、免疫細胞の活性化にも効果がある。

あさりの中に含まれているミネラルの一種、クロムには、血糖値を安定させたり、脂肪を燃焼させる効果がある。

 

栄養成分

亜鉛、鉄、カリウム、カルシウム、クロム、ビタミンB12

注意点

調理をするときには、必ず「砂抜き」をすること。

砂抜きに使う水は、海水がベスト。海水が用意できない場合は、海水と同じ、約3%の食塩水を作る(水道水1リットルに対して食塩3グラム)。この中にあさりをできるだけ重ならないように入れて暗いところに、常温で約3、4時間おく。

ポイント

みそ汁やスープに入れ、水に溶けやすいビタミンB12や鉄分もまんべんなく摂れる。

貝類・・栄養満点な食べるサプリメント

古生代カンブリア紀に出現、世界で5万種、日本には5500種以上とも。総じて旬は春。

主成分はタンパク質で、コラーゲンのほかビタミン類も豊富。種類によって生食、焼く、鍋、だし、加工品などに用いる非常に身近な食材。

コバルト・・神経や体のリズムを調整

コバルトはビタミンB12の構成成分として発見されたミネラル。

単独での作用はないとされていますが、それ以外の作用は研究中。

骨髄の造血作用に必須で、悪性貧血の予防、神経や体のリズム調整の働きがある。

欠乏すると貧血、食欲不振、消化不良や集中力や記憶力が低下、神経過敏にもなると言われる。

*あさりのカンタンレシピ動画

www.kurashiru.com