食の力を再認識して元気になろう!

食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

有機農法や無農薬でがんばる農家さんに追い風のニュース!期待したいですね。

先日の新聞掲載のニュースで、日本もいよいよ有機農業のバックアップに力を入れるという嬉しい記事が出ていました。

日本の国では、いわゆる「慣行農業」という効率を重視した、農薬や化学肥料を使う農法が続けられてきました。

ですから中国だけでなく、日本の野菜の農薬も、実は食べるときに十分気をつけるようにと警鐘を鳴らすジャーナリストも多かったワケですね。

一部の化学肥料は製造時に化石燃料を使って二酸化炭素CO2も排出。

また、畑などに散布した化学肥料によって、農地からは一酸化二窒素N2Oが発生するそうなんです。

これは削減が難しいとされる温暖化ガスで、二酸化炭素CO2の300倍も温暖化に影響するということです。

今後は有機農業に転換して農業の脱炭素化を進める方向というものです。

 

実は温暖化ガス排出量のなかで、この農業由来のものが電力、運輸、産業と比較してもなんと世界の4分の1を占めているそうです!

とても大きな問題でもあるんですね。

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JAMSTEC国立環境研究所が公開した世界の一酸化二窒素(N2O)収支2020年度版より

人為的な影響の中でも農業関係(オレンジ色)の占める割合が意外に多いですね。

これを受けて欧州連合(EU)は2030年までに有機農業の面積割合を25%!に増やす目標を掲げて環境配慮型農業を目指す農家の所得支援に、日本円で約50兆円の予算を当てると発表。

米国も歩調を合わせる動きです。

 

有機農業というのは、ご存知の通り除草や害虫駆除の手間がかかり、農作物の育成も遅く、コストが5割近くも高いもの。

残念ながらまだまだこうした農法でアプローチしている農家の方々は少数派で、

実は驚くなかれ!?今は日本での有機農業は全体のわずか1%に過ぎないとのこと。

遅れてはいますが、農水省が5月に策定した「みどりの食料システム戦略」で、有機農地の割合を2050年までに25%に増やす目標を掲げたようです。

私も、無農薬、有機農法の農家さんを応援するため、協力していきたいと思っていたので、嬉しいニュースとして今回受け止めました。

補助金政策にも今後期待しながら、安心安全なメイドイン・ジャパンの農産物を応援して食べられるようにしていきたいものですね。