実も葉も高い栄養価!・・・びわ
産地と属性
バラ科の常緑高木。原産地は、中国。
日本に自生もしていたが、栽培は9世紀ごろ中国から伝わって始まった。
日本の産地は、長崎、鹿児島、愛媛。旬は5月~6月。
普通の果物とは異なり、秋から冬にかけて花が咲き、夏に実がなる。
栄養成分の働き
豊富に含まれるカロテンは、果物の中ではトップクラス。
粘膜や皮膚を強化することでせき、のどの痛みを緩和に役立つ。
ビタミンB群、ビタミンC、クエン酸が夏風邪の症状緩和、疲労回復、食欲回復を助ける。葉に含まれるタンニンは、細菌の繁殖や炎症を抑える働きがあり、かぶれなどの皮膚疾患に治療に役立つ。
ポリフェノールは、活性酸素の働きを抑止し、老化やガンの予防に役立つ。
大きな種子には咳を鎮める効果のアミグダリンが存在。びわ酒を作るときは種子ごとつけこむといい。
栄養成分
カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維
注意点
非常に痛みやすいので、買ったらすぐに食する。
ポイント
皮をむくと変色しやすいので、食べる直前に皮をむくか、レモンのしぼり汁をふっておく。
アミグダリン
毒性があり、体内で分解されると青酸が発生。量はわずかだが、種子を大量に食べたり、種子の粉末を食べるのはほどほどに。なお、アルコール漬けで分解されるので漬け込んだびわ酒は安全。
びわの葉
葉は抗菌作用のある精油成分やポリフェノールが多く、昔から薬草茶として利用。江戸時代には夏バテ防止用にも。焼酎につけたびわ葉酒は入浴剤や湿布薬にも。
コラム
この2022年はどうやらびわの当たり年らしいですね。どこでもたわわになっていて袋が被せていないとムクドリあたりの餌食になっています^^安くなるかな?
*超簡単でおいしいびわレシピ動画