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食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

日本の宝!ミネラルたっぷりのだしが魅力・・・コンブ

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日本古来の縁起物!昆布。整腸には水溶性食物繊維が!
英名 Tangle,Konbu 昆布 利尻昆布カロリー(乾燥100g中)138kcal 糖質量25.1g



産地と属性

コンブ科コンブ目に属する海藻。

昆布は北海道を中心に東北の三陸海岸沖に分布している。

天然の昆布の生産の95%は、北海道が占める。

種類

*懐石料理に利尻昆布・・北海道利尻、礼文、稚内沿岸で採れる。やや固め。透明で風味のいい高級なだしは懐石や湯豆腐に。

*一番の高級品の真昆布・・北海道函館沿岸。甘みのある澄んだだしで鍋物に。肉厚で佃煮か塩昆布にも。

*別名三石昆布(日高昆布)・・北海道日高沿岸。柔らかく煮えやすいのでおでんや昆布巻きに。

*粘りが強いがごめ昆布・・道南地区の浜に生息。カゴの網目のような模様があり粘りが強い。とろろ昆布、おぼろ昆布、松前漬けに。

栄養成分の働き

海藻にしか含まれないヨードは、甲状腺の分泌を促し、心臓の活動を活発にしたり、体温の調節をスムーズにして新陳代謝をよくするのを助ける。

子どもの体や知能の発達の促進にも役立つ。

カルシウムは、歯や骨を強化し、精神が安定するのを助ける。血管の老化を防ぐ働きも助ける。

昆布からでるぬめり成分は、食物繊維の一つ。

血糖値の急な上昇を防ぐのに役立つ。

栄養成分

粘り成分の水溶性食物繊維のアルギン酸やフコダイン。

カルシウムやカリウム、鉄、ビタミンB1、 ビタミンB2、カロテン。

グルタミン酸、ヨウ素。海藻類にのみ含まれるヨードは、昆布に最も多く含まれている。

注意点

ヨードはとりすぎると、甲状腺の病気を引き起こすこともあるので、1日に約150μg以上をとらないように注意を。

表面の白い粉状のものはマンニットと呼ばれる旨味成分。洗い流さず、硬く絞った布巾やペーパータオルでサッと拭く程度でOK。

 

 

ポイント

昆布は根元に近いほうがうまみが増す。

日本古来の縁起物・・昆布はよろコンブ(喜ぶ)として縁起物。諸説あるが幅の広い海藻という意味で「広布(ヒロメ)」と呼ばれ、結婚披露宴の「おひろめ」の語源とも。戦国時代には必勝祈願の品だった。また昆布の繁殖力から「子生婦(こんぶ)」として結納の席に用いるようになったとも。

ヨウ素・・・体内の代謝を活発にする・・ヨウ素は甲状腺ホルモンの主成分でヨードとも呼ばれている。全身の新陳代謝を促し、体温調節、脳や心臓、腎臓の働きの活性化を助ける。過剰摂取は甲状腺の機能低下につながるので注意を。

グルタミン酸・・・認知予防に効果・・酸性アミノ酸の一種で、体内に生成できる必須アミノ酸。リラックス成分GABAを生成する栄養素でもある。アンモニアの解毒。認知症の予防、学習能力や記憶力アップにも。

*コンブのオススメカンタンレシピ動画

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