食の力を再認識して元気になろう!

食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

シャクシャクが好き!腸環境もスッキリ!風邪予防にも!・・・レンコン

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ビタミンCや食物繊維、粘質成分で胃腸が整います。
英名:Loutus root 蓮根 エネルギー100g66kcal  ・糖質量100g中13.5g

産地と属性

ハスの地下茎の先端部が肥大したもので、冬から春先にかけて収穫される。

原産地は、中国、エジプト、インドといわれている。

日本へ渡来したのは鎌倉時代で、おもに観賞用として花を育てていた。食用に栽培されはじめたのは、明治以降からである。

レンコンを切ると、10個ほどの穴があいている。

この独特の形を「見通しがきく」といって、おめでたい席の料理に縁起物として使われる。

また、利尿作用が強いので、膀胱炎にも有効といわれ、熱を加えずに皮ごとすりおろして絞り汁を飲むとよい。旬は2~3月。

栄養成分の働き

主成分は炭水化物(でんぷん)。

タンパク質、ミネラルは少ないが、ビタミンCは豊富である。

Cはタンパク質とともに働き、コラーゲンの生成を促し、粘膜を丈夫に保つ働きがあり、風邪の予防にも効果的である。

また、切ったときに出る粘りけのある成分は、ムチンという糖タンパクの一種。

ムチンはたんぱく質や脂肪の消化・吸収を助け、胃腸の粘膜を保護する働きをもっている。

ほかにも、消炎作用や収れん作用のあるタンニンという成分を含み、胃の負担を軽減し、疲れた胃腸のトラブル解消に役立つ。

タンニンには血圧降下作用、止血作用、抗酸化作用も期待できる。

江戸時代以前から日本にある「日本レンコン」は味も濃厚だが、根が深く収穫が困難。

それに変わって中国から入った品種を改良。現在はこの中国レンコンが一般的。