豊かな芳香で喉の炎症を抑える・・・冬には「カリン」がいい!
産地と属性
バラ科落ボケ属の葉高木。
中国原産。
いつ日本に伝わってきたか、明確な時代は不明。
別名「安蘭樹(アンランジュ)」、中国では「木瓜(モッカ)」。日本では「花梨」と書く。
果実を食用として使い、ハチミツ漬けや砂糖漬け、ジャムやカリン酒に使われている。
栄養成分の働き
せきやのどの炎症、風邪の症状を抑える効果があるといわれている。
酸味成分のクエン酸やリンゴ酸には、疲労回復効果がある。
栄養成分
タンニン、ビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、アミグダリン
注意
果実は固く渋みが強いので、生で食べるには向かない。
ポイント
カリンそのものに強い香りがあるので、部屋に置き、芳香剤として用いてもよい。保存は新聞紙で包み、常温で。
カリン酒の作り方
カリンをぬるま湯に浸し、スポンジを使って表面のぬるつきを丁寧にとる。水気を拭いたカリンを1〜2cmの輪切りにし、砂糖とともに広口瓶に入れてホワイトリカーを注ぐ。砂糖はカリンの5分の1を目安に。蜂蜜でも可。半年ほどで飲み頃に。
*カリンのカンタンレシピ動画。これは珍しい!