海外でも人気!複数の酵素が消化を助ける胃腸のお助けマン「大根」が熱い季節。
産地と属性
アブラナ科の一年草。原産地は、諸説があるが確定していないが、中国という説が一般的。
日本の産地は、北海道、千葉、青森。旬は、12月~2月。
日本に広く普及したのは、室町時代。古来から日本の食文化を支えている。
栄養成分の働き
煮ても焼いても、漬けても、生でも美味しく食べられる万能野菜。
根の95%は水分で、ビタミンやミネラルは葉に多く含まれる。
葉にはβカロテン、ビタミンC、K、葉酸、カリウム、カルシウムなどが含まれていて栄養豊富なので調理して使いたい。
消化作用に優れた食物。
でんぷんを分解する酵素アミラーゼが、食物の消化を助け、胸やけや胃もたれを防ぐのを助ける。
オキシターゼは、解毒作用があり、ガンを抑制する働きがある。
辛味の成分のアリルマスタードオイルには、胃の分泌液を促す働きがあり、胃の調子を整えるのに役立つ。
栄養成分
カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、ビタミンB1, ビタミンB2, ビタミンC、食物繊維
注意点
生の大根は体を冷やすので、胃下垂の人や冷え性の人は食べすぎに注意を。
ポイント
葉が切り落とされている時は、その断面が変色しておらず、みずみずしいものを。
カットされたものは断面が真っ白でスが入っていないものを。
表面にハリがあり、ずっしりと重い。ひげ根の毛穴が浅くて少なく、まっすぐ並んでいるものを。
栄養のある皮を料理しよう
実は皮は中心部より栄養が多く、食物繊維やビタミンC、辛み成分ミロシナーゼや、酵素アミラーゼ、ポリフェノールのルチンなどが含まれる。
細切りにしてキンピラにしたり、フライドポテトのように揚げても美味しい。
部位別に調理法を変える
上部は甘みが強く硬めなので炒め物やサラダ向き。
下の方は絡みが強いので大根おろしやマリネ向き。
真ん中はみずみずしく柔らかいのでおでんやふろふき大根などの煮物に。
*我が家では大根葉と皮が好物で必ずいただきます。
*カンタン大根レシピ動画