食の力を再認識して元気になろう!

食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

卵・・・料理の使い道も幅広い栄養食品 コレステロールは気にせずに!

 

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最近は加熱用はスーパーのお買い得品。生食用はこだわったものを利用しています。
産地と属性
 昔から、病人や乳幼児には欠かせない栄養食品として重宝がられている。
現在売られている卵のほとんどは無精卵で、卵殻が白色の白玉が主流である。
このほかにも有色の赤玉、薄赤玉、青色卵などや、地鶏卵(地鶏というブランドの ニワトリが産んだ卵や、土の上で育てられたニワトリが産んだ卵)がある。
また、雄鶏によって受精された有精卵は流通量が少なく、栄養的にもすぐれていると珍重さ
 れている。
卵の重量は卵黄35%、卵白60%、その他が5%くらいであり、1個の重さは40~75gで、SSからLLまでの6段階に区別される。
鶏卵が安価で手に入るのは、ニワトリ1羽当たりの産卵数は年平均280個前後と、安定しているからである。
庶民が卵を食べるようになったのは江戸時代の頃。
当時は滋養強壮のための薬敵扱いで非常に高価だった。
低価格で安定した供給は昭和に入ってから。
衛生管理のしっかりしている日本ならではの生食が普通。
栄養成分の働き
 タンパク質のアミノ酸が理想的なバランスで含まれ、その値が食品中最高なので、鶏卵は「完全食品」、とまでいわれている。
吸収性のよい鉄や、リンなども豊富。
ビタミンC以外はほとんどのビタミンがそろっており、ビタミンAは粘膜をすこやかにし、視力を保つ。
また、B群は糖質、脂肪代謝に必要なビタミンとして体と脳の活力源となり、皮膚や目を丈夫にする。
卵はコレステロールの含有量が多いと敬遠されるが、卵黄に含まれるレシチンという成分には脂肪を溶かす作用があり、血中のコレステロール値を正常に保ち、動脈硬化を予防する働きがある。
1日1個は食べるとよい栄養食品。
 
 卵殻:炭酸カルシウム
卵白:水分88%、タンパク質
卵黄:タンパク質、脂肪、カルシウム、鉄、ビタミンA・B1・B2・D
 注意点
 卵黄の色は微妙に違うが、それは、ニワトリに与えるえさの違いによるもので、濃いほど栄養価が高いわけではない。
赤い色素が多いパプリカなど餌に混ぜると黄身は濃いオレンジになる。
 ポイント
 殻の表面がザラザラしているもの、手に持つと重いものが新鮮で内容が充実している。
また、より鮮度を保つために、とがったほうを下にして冷蔵庫に保存する。
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