食の力を再認識して元気になろう!

食材の栄養素はまだまだ解明されていない成分があります。旬の食材の気になる情報をシェアしていきます。

健康成分たっぷりの滋養食材・・・蕎麦(そば)は日本だけの宝?!

 

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実はワールドワイドな食材のそば。世界で人気の食材です。
英語名Buckwheat・ エネルギー100g中362 kcal・糖質100g中65.3g

産地と属性

中国南部原産説が有力な穀物のソバの実を原料として加工しためん類。

漢字で書くと「蕎麦」。

「そば粉」、「つなぎ」、「水」にて作られる。

つなぎとしては、小麦粉や山いも、卵、ふのり、オヤマボクチなどを混ぜることが多い。

100%そば粉だけでつくるものを「十割そば」という。

江戸時代には、ゆでずにせいろで蒸して提供する形が主流で、「せいろそば」はその名残である。

麺状の蕎麦は江戸時代中期以後でそれ以前は、蕎麦がきのような団子を食べていた。

また、元となるソバの実は、50~70日という短期間で収穫できる点から、飢饉に備える作物として日本でも古く縄文後期から弥生衣時代にかけてから各地で栽培されてきた。

ゆでたあとのお湯は、ルチンが多く含まれているため、蕎麦湯として飲用される。

栄養成分の働き

穀類の中で最もタンパク質を含む。

ポリフェノールの一種であるルチンは毛細血管を強くし、血圧降下作用、膵臓機能の活性化、記憶細胞の保護や活性化にも関係しているといわれている。

その結果、心臓病や脳血管障害の予防、糖尿病の予防と抑制、記憶力の向上などにも有効とされている。

そのほかにも、ビタミンB1やB2、ナトリウム、カリウム、亜鉛、食物繊維が豊富で、肥満防止や疲労回復などの効果も期待できる。

栄養成分

食物繊維、ルチン、リン、ナイアシン、鉄、ビタミンB1、B2、ナトリウム、カリウム、亜鉛など

注意点

材料・加工品ともに、アレルギー物質となりうる食品なので注意する。

ポイント

小麦粉の割合が少ないものほど薬効が高いので、購入の際は必ずチェックする。

めんが細いものは汁がからみやすいので、濃いめの汁を少量つけて食べるとよい。

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海外での蕎麦の食べ方

粥(かゆ):ロシア、東欧(カーシャ),

クレープ:フランス(ガレット)

パスタ:イタリア(ピッツオッケリ)

冷麺:朝鮮

パン:インド(ロティ)

など世界各地で食べられている。

 

蕎麦粉の分類・・・蕎麦粉は製粉の度合いやふるいの加減で分類される。

一番粉:胚乳の中心部分だけを引いたもの。真っ白で最上品だが、香り、風味は少ない。

二番粉:胚乳と胚芽の一部を引いたもの。薄黄緑色で香も風味も豊か。

三番粉:胚乳の一部と胚芽を引いたもの。暗い青緑色で栄養豊富。香りはいいが風味は弱い。

末粉:胚芽と種皮を引いたもの。黒っぽく多くの破片が混入。栄養価と風味が高いが、もそもそして食感は劣る。蕎麦がき、菓子、乾麺の色づけなど加工品に利用。

 

ルチン・・血液保護のポリフェノール

ルチンはフラボノイドの一種で、毛細血管を強化、異物を防ぐ抗アレルギー作用がある。血管が強くなると血流が促進、血圧降下の期待も。特に韃靼そばの実に多く、

その他、アスパラガスの穂先や柑橘類の果皮、クランベリーにも含まれる。

新蕎麦のシーズンは嬉しいですね!早く食べにいきたい^^

 

*カンタンユニーク動画レシピ

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